お知らせ

【視察報告】「下水道展’26東京」に参加しました

平素は、長野市下水道管理業協会の活動に多大なるご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

当協会では、今後の長野市における下水道施設の適正な維持管理、ならびに老朽化対策への見識を深めるため、2026年8月4日(火)から8月7日(金)にかけて東京ビッグサイトで開催された国内最大級の下水道技術展示会「下水道展’26東京」(主催:公益社団法人日本下水道協会)を視察してまいりました。

本記事では、展示会での学びと、それを今後の長野市の活動にどう活かしていくかをご報告いたします。

「下水道展’26東京」とは

「下水道展」は、下水道に関する最新の機器、技術、サービスが一堂に会する全国規模の展示会です。今年の展示会では、「インフラの老朽化対策」「下水道DX(デジタルトランスフォーメーション)」「脱炭素・資源循環」などをテーマとした最新技術が多数出展され、全国の自治体や民間企業から多くの関係者が来場していました。

会場で注目した最新技術・トレンド

視察にあたり、当協会では特に「長野市のような地域における持続可能な下水道維持管理」という視点を持ち、以下の技術分野に注目いたしました。

1. インフラ老朽化対策を支える「下水道DX」

全国的に下水道施設の老朽化が進行する中、点検や管理をより安全かつ効率的に行う技術が注目されていました。特に、人が入りにくいマンホールや管路の内部をドローンやロボットを使って調査する技術や、3Dマッピング(BIM/CIM活用)により施設の現状を正確に可視化し、データを一元管理・共有する次世代型のプラットフォームが実用化されつつあります。

2. 持続可能な社会に向けた「資源循環・脱炭素」

下水処理の過程で発生する下水汚泥を肥料化し、農業分野(下水道×農業)で活用する取り組みや、創エネ・省エネ技術に関する展示も活況でした。下水道の資源循環の視点を持つことは、環境負荷の低減だけでなく、地域社会・地域経済への貢献にも繋がる重要なテーマです。

3. 将来を見据えた施設の「効率的な維持管理」

人口減少社会において下水道インフラをどう維持していくかという課題に対し、データに基づいた効率的な維持管理システムや、水処理施設のコンパクト化など、将来のライフサイクルコストを削減するためのソリューションが多数紹介されていました。

長野市の下水道管理にどう活かしていくか

長野市においても、下水道インフラの老朽化対策や、気候変動による局地的な豪雨対策は喫緊の課題です。また、将来的な人口動態の変化も見据えたうえで、限られた予算と人員で効率的に施設を管理していく対応が求められます。

今回「下水道展’26東京」で学んだ、デジタル技術を活用した「見えない管路の可視化」や「効率的かつ安全な点検手法」は、当協会が日々現場で担う維持管理業務をより高度化・安全化するための大きなヒントとなりました。

おわりに

当協会は、今後もこのような最新技術や業界の動向を積極的に学び、長野市の地域特性に合わせたより良い管理手法を模索してまいります。

市民の皆様の快適な生活と、長野市の豊かな水環境を守り続けるため、会員一同、引き続き技術力の向上と安全な維持管理業務に努めてまいります。