一般社団法人長野市下水道管理業協会は、10月10日(金)に東部浄化センターにて、技術研修および安全啓発を目的とした勉強会を開催しました。
当日は会員企業や関連団体の担当者が多数参加し、最新のマンホール技術から現場安全対策まで幅広いテーマを扱いました。
午前の部:技術報告と安全講習
午前の部は、協会の永井副会長による開会挨拶と、長野市上下水道局下水道整備課の小林英智技幹による来賓挨拶で幕を開けました。続いて行われた「デザインマンホール設置実績報告」では、協会による地域の景観形成と啓発活動の成果を共有しました。
その後、株式会社カンツールの佐々木課長による「全国特別重点調査の要点と調査方法事例」が行われ、最新の調査技術や課題への対応策を紹介しました。さらに高千穂産業株式会社の小高課長による「マンホール内作業安全対策」では、ガス検知器の特性や運用上の注意点が詳しく説明され、安全意識の再確認の意識を促しました。
午後の部:耐震・新技術の実演
昼食休憩を挟んだ午後の部では、現場実演が中心に行われました。
日之出水道機器株式会社と株式会社メーシックによる「側塊ズレ防止工(ボンド君)」を使った耐震化実演では、地震時の被害軽減に役立つ最新技術を披露。また、「遠隔によるテレビカメラ調査」のデモンストレーションでは、非開削での点検方法が紹介され、作業効率化と安全性向上の両立を示しました。
勉強会の締めくくりとして、全体質疑応答と三枝理事による閉会挨拶を行いました。本勉強会は、下水道維持管理に関わる技術者が安全かつ確実な作業を行うための知識共有の場として、今後も継続して開催してまいります。
参加いただいた自治体の皆様
- 長野市
- 長野県生活排水課
- 長野県千曲川流域下水道事務所
- 長野県下水道公社
- 須坂市
- 千曲市
- 中野市
- 飯山市
- 小布施町
- 山ノ内町
- 飯綱町
- 坂城町
- 高山村 合計12市町村
その他、民間あわせて総勢71名もの方にご参加いただきました。